ミキノクチ(御酒口)

ミキノクチはお正月の縁起物で、神棚に供えるお神酒のトックリの口に飾ることから、この名前があります。
素朴な竹、ひのき、紙と異なり、形も様々なものがあります。その由来は定かではありませんが、御幣(神前に供える白い紙の装飾)の変形したものといわれ、神様を迎え入れるためのアンテナともいわれております。神酒口は300年の歴史を持つといわれておりますが、人間の生活の原点「火」と「水」を模っており、神酒口の上でメラメラと燃えさかる炎には、汚れを焼き尽くすようにという人々の祈りが込められております。
 

オモト(万年青)をデザインした神酒口。竹製。万年青は赤い実をつける観葉植物で、内側に新しい葉が成長するにつれて、外側の古い葉が落ちることから、新旧の交代が永続するめでたいものとして、正月や婚礼の祝い花にも用いられます。