お正月の縁起物

神を迎え入れるための目印として、正月飾りとしての役割

みちのくち/神酒口

縁起物

ミキノクチ

ミキノクチはお正月の縁起物で、神棚に供えるお神酒のトックリの口に飾ることから、この名前があります。
素朴な竹、ひのき、紙と異なり、形も様々なものがあります。その由来は定かではありませんが、御幣(神前に供える白い紙の装飾)の変形したものといわれ、 神様を迎え入れるためのアンテナともいわれております。神酒口は300年の歴史を持つといわれておりますが、人間の生活の原点「火」と「水」を模ってお り、神酒口の上でメラメラと燃えさかる炎には、汚れを焼き尽くすようにという人々の祈りが込められております。

ミキノクチ/みきのくち

縁起物

神酒口

オモト(万年青)をデザインした神酒口。竹製。万年青は赤い実をつける観葉植物で、内側に新しい葉が成長するにつれて、外側の古い葉が落ちることから、新旧の交代が永続するめでたいものとして、正月や婚礼の祝い花にも用いられます。竹製神酒口は、玉・鬢・輪などいろいろな形で全国制作されています。

 

 

神酒口の飾り方

こちらは、一般の家庭に神酒口(ミキノクチ)飾る方法です。
01

神酒口の準備

神酒口を清めるために塩で清浄な状態にします。

02

神酒口の配置

神酒口は一対(2本)で使用されることが一般的です。神酒口は神棚の神酒や瓶子に差します

03

神酒の注入

神酒口にはお酒を少し入れます。

引用: 文化庁 ミキノクチ制作習俗

縁起物

門松(かどまつ)

正月には、縁起を担ぐために門松を飾ります。新年の訪れと共に家庭や店舗の入口に立てられます。大型の門松は、その存在感で新年の華やかさを一層引き立てます。新井竹芸オリジナル門松です。

神社 用語

神酒口とは? 御酒口とは?
神酒口とは

竹製の神酒口(ミキノクチや、みきのくち)、お神酒の口(おみきのくち)とさまざまな、呼び名がありますが、新年や他の儀式の際に特に酒器を飾るために使用される伝統的な日本の工芸品です。

これは開運招福の象徴であり、繁栄を招き、邪悪な精神を追い払うと信じられています

 
御酒口とは

御酒口は、神棚祭祀で使用する飾り一部と言われており、地方・家庭において解釈が違うことが知られています。

飾る期間について
神酒口はお正月飾りとして扱われ、旧正月まで飾ることが一般的ですが、地域・家庭により三が日だけで済ませる場合もあります。​
そもそもなぜ飾るのか?

屋敷の門には門松を飾り、神棚には御神酒徳利や瓶子に神酒口をさして飾ることは、新年を祝う行事として広く認識されていますが、元来は「年神さま」を自宅にお迎えする行事でした